歯周病のコントロールは、家庭で自分自身で行なうセルフケア(プラークコントロール)と個人のリスクに応じた定期健診の受診の二つがあってはじめて効果的になります。

そのどちらもが直接的な原因となるバイオフィルムを破壊し、取り除くことですが、プラークコントロールは歯科医院で定期的に専門家の清掃を受けなければ確実ではありません。 なぜなら、磨き残し部分や歯茎に隠れた部分、歯ブラシの届かない部分から病気は進むからです。

特に歯ぐきの溝に棲みついている歯周病菌は、12~16週間で
歯周病をを発生させる状態になります。そのため、歯周病のリス
クの高い人は1~3ヶ月毎の専門的なクリーニングが必要となります。熟練した技術が必要な見えない部分の歯石を除去します。歯石そのものは歯周病の原因ではありません。問題なのは歯石のざらざらした表面につくバイオフィルムです。

深い歯周ポケットのある歯周病のコントロールでは長い時間をかけて歯根を探り、ざらざらの歯石を見つけて、そこにこびりついたバイオフィルムごと除去する作業を繰り返します。
この作業は指先の感覚で歯石を一番深いところを探り当てて、刃先に力を集中する、とても根気の要る作業です。歯ぐきを傷めず、歯根も削らないようにするには高度な熟練を要します。


贅沢な時間

定期健診はあなた自身の健康管理のために活用してください。健康な状態を維持増進したいあなたのセルフケアの成果をチェックし、また次回の定期健診までの励みにするのもひとつの方法です。また、歯科衛生士による専門的なクリーニングはうとうとするほど気持ちよく寝息を立てられる方もおられます。美容院に行くようにめったにないあなたのための時間を快適に過ごしていただけるでしょう。

何も悪いところがないのに、ある意味贅沢なようですが、悪くなってから痛い思いをして治療するのに比べればはるかに経済的です。